髙木祐来のブログ

髙木祐来の日常が述べられていると思う。

楽曲、星盗の良さを語るます

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以下文章は試聴後の人向け。


世界をちょっとだけ悲しくしたって、というフレーズが、ちょっとくらいいいやんって盗んだ側に同情を誘う。 それと同時に、まだ小さなお星様が一人ぼっちで誘拐されても、なお精一杯光ろうとするのを感じると、罪が背筋をつたう。 でも手放すと大事な人の命が途絶えてしまうから、苦しい天罰を受けても隠し通そうと、空から見えない屋根の下を歩く絶望的な状況。

ここには世界というマクロな視点と、当事者にとって大事な人の存在および小さいお星様といった事情が入り組んで、板挟みになる。 この当事者の事情を把握すると、当事者の両方に同情ができる。この曲の歌詞的にも、そのような語り口になっている。 だから、どちらのこともわかるから、どちら一方を犠牲にするわけにもいかず、このどうしようもなさに涙腺を緩ませる。

この曲は本当に歌詞の作りが良い。「そっともれる光が、世界をちょっとだけ、救えるとしても」「世界をちょっとだけ悲しくしたって」「星一個分暗くなった空」という、マクロな世界的な視点を与えているのが、その意図を感じる。このマクロな視点から、ちょっとくらいならと視聴者に隙を与える。かといって、小さいお星様を単純に犠牲にさせるのもむごいと、小さいながら光ろうとする星の状況から感じられる。

これは人々の感情が介在する細部の事情の視点と、その事情が見えない全体としての視点の両方を使って、リアルな状況描写がされている。個人的に本当に心にくるMVの一つだ。